ロサンゼルス リトル東京のお話
ロサンゼルスにはリトル東京という日本人街があります。
バブルの頃はたくさんの日本人がここに集まり、すごく活気が
あったそうな。
私はバブルがはじけて随分たってから、こちらに来たので、
当時のリトル東京は知りません。
リトル東京から車で10分か15分ほどでコリアタウンに着きます。
リトル東京は本当に小さくて歩いて全部回っても、せいぜい1時間
くらいです。一方コリアタウンは歩いて回ることは不可能なほど
大きく、ここはソウルかというほどの韓国人が住んでいます。
リトル東京がどんどん廃れていく一方で、コリアタウンは、次
から次へと新しい建物が建ち、ビジネスがオープンし、どんどん
きれいになってきていました。
そんなちょっとさびしいようなリトル東京なのですが、私は
Mitsuwaという食料品店に年に3回か4回くらい通っていました。
品揃えもよく、魚や肉も新鮮で、私はとても気に入っていたのですが、
人はあまりはいっていませんでした。
このお店はあるショッピングセンターの建物の中の一角を陣取って
いて、他にもたくさんの日本の雑貨屋さんや食器屋さん、レストランや
カラオケなどが入っていました。
しかし、経営難からかその建物自体が韓国人に去年買い取られました。
この新しい韓国人経営者たちは、このショッピングセンターを、どの人種
にも受け入れられるものにしたいとおっしゃっているようですが、どうも
韓国人街に近いものになりそうな予感がしていました。
2ヶ月ほど前に、この日本食料品店Mitsuwaが閉店し、先週末に、韓国系の
食料品店Market Placeがオープンしました。
私は何も知らなかったのですが、たまたまリトル東京に行く用事があったので、
よってみたら、すごい盛況ぶりでした。
なんだか楽しい雰囲気だけど、日本人の数より韓国人の数のほうが
断然多くて、聞こえるのはほとんど韓国語。
なんとなくさびしい気がしました。
外にはたくさんのテーブルと椅子が並べられ、ジャズバンドの演奏。
トイレは見違えるほどきれいになっていました。
たぶん二階のトイレエリアに行った事のある方だとわかると思うの
ですが、前はなんとなく工場の中のトイレという感じだったんです。
ところが壁はぬりかえられ、テーブルと椅子も。
中のトイレの写真はとりませんでしたが、近代的に改装されていました。
内装も、とてもきれいになって、たぶんはやるだろうなあという予感。
私は韓国人のお友達もたくさんいて、韓国人も韓国料理も大好きです。
でもリトル東京の建物が韓国人にどんどん買い取られていくことに
一抹の寂しさが。それと同時に、ここでずっとがんばってきた日系の
2世3世の人たちはどのように感じておられるのだろうかと。
この韓国人食料品店の中にはいくつか専門店もあって、お漬物やさんと、
おすし屋さんは、前からの日本人の方がやってらっしゃるようでした。
でもそのお漬物屋さんの隣には、たくさんのキムチが並べられ、
日本のお漬物を買う人はいるんだろうかとちょっと心配に。
上の写真は、前は全部お弁当だったところ。今は全部キムチになりました。
私は少しでも日本人をサポートしたくて、あえてそのお漬物やさんで
お漬物を購入。
刺身を作っていたおじさんも、前からの日本のおじさんがやってらっしゃって、
なんだかほっとしました。仕事を失わずにすんだんだなあと。
この建物の中にある、日本人経営のお店の人たちは、この盛況振りを
どう思っているのだろうとふと思いました。もっとお客さんが来るから
うれしいのか、それとも韓国人経営になってちょっと肩身が狭いのか。
いずれにせよ、リトル東京がなんとか日本の雰囲気を保ってくれること
を願わんばかりです。気がついたらリトルアジアになっていたりするんじゃ
ないかとちょっと心配です。
これってロサンゼルスだけの傾向なのか、それともサンフランシスコとか
ニューヨークの日本人街もそうなのか、はたまた他の国の日本人街でも
そうなのか。
がんばれ日本!!!
バブルの頃はたくさんの日本人がここに集まり、すごく活気が
あったそうな。
私はバブルがはじけて随分たってから、こちらに来たので、
当時のリトル東京は知りません。
リトル東京から車で10分か15分ほどでコリアタウンに着きます。
リトル東京は本当に小さくて歩いて全部回っても、せいぜい1時間
くらいです。一方コリアタウンは歩いて回ることは不可能なほど
大きく、ここはソウルかというほどの韓国人が住んでいます。
リトル東京がどんどん廃れていく一方で、コリアタウンは、次
から次へと新しい建物が建ち、ビジネスがオープンし、どんどん
きれいになってきていました。
そんなちょっとさびしいようなリトル東京なのですが、私は
Mitsuwaという食料品店に年に3回か4回くらい通っていました。
品揃えもよく、魚や肉も新鮮で、私はとても気に入っていたのですが、
人はあまりはいっていませんでした。
このお店はあるショッピングセンターの建物の中の一角を陣取って
いて、他にもたくさんの日本の雑貨屋さんや食器屋さん、レストランや
カラオケなどが入っていました。
しかし、経営難からかその建物自体が韓国人に去年買い取られました。
この新しい韓国人経営者たちは、このショッピングセンターを、どの人種
にも受け入れられるものにしたいとおっしゃっているようですが、どうも
韓国人街に近いものになりそうな予感がしていました。
2ヶ月ほど前に、この日本食料品店Mitsuwaが閉店し、先週末に、韓国系の
食料品店Market Placeがオープンしました。
私は何も知らなかったのですが、たまたまリトル東京に行く用事があったので、
よってみたら、すごい盛況ぶりでした。
なんだか楽しい雰囲気だけど、日本人の数より韓国人の数のほうが
断然多くて、聞こえるのはほとんど韓国語。
なんとなくさびしい気がしました。
外にはたくさんのテーブルと椅子が並べられ、ジャズバンドの演奏。
トイレは見違えるほどきれいになっていました。
たぶん二階のトイレエリアに行った事のある方だとわかると思うの
ですが、前はなんとなく工場の中のトイレという感じだったんです。
ところが壁はぬりかえられ、テーブルと椅子も。
中のトイレの写真はとりませんでしたが、近代的に改装されていました。
内装も、とてもきれいになって、たぶんはやるだろうなあという予感。
私は韓国人のお友達もたくさんいて、韓国人も韓国料理も大好きです。
でもリトル東京の建物が韓国人にどんどん買い取られていくことに
一抹の寂しさが。それと同時に、ここでずっとがんばってきた日系の
2世3世の人たちはどのように感じておられるのだろうかと。
この韓国人食料品店の中にはいくつか専門店もあって、お漬物やさんと、
おすし屋さんは、前からの日本人の方がやってらっしゃるようでした。
でもそのお漬物屋さんの隣には、たくさんのキムチが並べられ、
日本のお漬物を買う人はいるんだろうかとちょっと心配に。
上の写真は、前は全部お弁当だったところ。今は全部キムチになりました。
私は少しでも日本人をサポートしたくて、あえてそのお漬物やさんで
お漬物を購入。
刺身を作っていたおじさんも、前からの日本のおじさんがやってらっしゃって、
なんだかほっとしました。仕事を失わずにすんだんだなあと。
この建物の中にある、日本人経営のお店の人たちは、この盛況振りを
どう思っているのだろうとふと思いました。もっとお客さんが来るから
うれしいのか、それとも韓国人経営になってちょっと肩身が狭いのか。
いずれにせよ、リトル東京がなんとか日本の雰囲気を保ってくれること
を願わんばかりです。気がついたらリトルアジアになっていたりするんじゃ
ないかとちょっと心配です。
これってロサンゼルスだけの傾向なのか、それともサンフランシスコとか
ニューヨークの日本人街もそうなのか、はたまた他の国の日本人街でも
そうなのか。
がんばれ日本!!!